美馬市やつるぎ町の特産品の薬味・みまからの原材料「みまからトウガラシ」を使った洋風調味料を作ろうと、トウガラシを生産・収穫しているつるぎ高校(つるぎ町)の生徒と四国大の学生が、試作品作りに挑んだ。
つるぎ高校地域ビジネス科の2年生25人と四国大短期大学部の食物栄養専攻の1年生4人が参加。同大の植田和美教授(食品加工学)が、完熟前のトウガラシを使った「青唐辛子オイル」と完熟したトウガラシによる「トマトソース」を提案した。
生徒は、学生にみじん切りやトマトの湯むきの方法を教わった後、調味料作りに挑戦。できた2種類の調味料をパスタに絡めて試食し、「辛いけどおいしい」と感想を述べていた。
中屋美冬さん(17)は「地元の特産品を使った商品開発に携われてうれしい」と話していた。
同校は四国大と2015年に人材育成や地域活性化で連携協定を締結している。みまから製造の美馬交流館(美馬町)とも連携し、商品化を進めたいとしている。