総務省が26日発表した2015年国勢調査の確定値によると、徳島県内の市町村で10年調査より人口が増加したのは藍住、北島、松茂の3町で、21市町村では減少した。
3町の人口増加率は藍住3・9%、北島3・6%、松茂0・9%で、直近2回(05年と10年)の調査でもこの3町の人口は増えている。商業施設が相次いで出店して生活の利便性が高まっているほか、市街地へのアクセスが良いことで宅地開発が進んでいる。
人口が減った21市町村のうち減少率が10%を超えているのはつるぎ14・9%、上勝13・3%、神山12・2%、牟岐11・7%、佐那河内11・6%、海陽11・1%、三好10・4%の7市町村。県西部や県南部の減少が目立っている。
人口が一番多い徳島市は10年調査より5994人減り、減少率は2・3%だった。
世帯数で見ると、増加したのは藍住8・6%、北島6・7%など11市町。一方、減ったのはつるぎ10・5%、牟岐9・1%など13市町村。