社民党徳島県連顧問の寺前学(てらまえ・まなぶ)氏が22日午後10時8分、がんのため、徳島市内の病院で死去した。79歳。自宅は徳島市南矢三町1の8の43。通夜は24日午後7時から、葬儀・告別式は25日午前9時半から、いずれも徳島市川内町沖島573のイマデヤあおいホール川内で。喪主は妻陽子(ようこ)さん。
 
 1962年に連合徳島の前身組織の一つ県労働組合評議会(県評)に入り、徳島人権・平和運動センター事務局長、旧社会党県本部副委員長などを歴任。97年5月から2013年9月まで社民党県連代表を務めた。
 
 72年に沖縄県の本土復帰をめぐる沖縄闘争に身を投じ、復帰後は毎年沖縄入りして、米軍基地問題の集会やデモに参加するなど幅広い活動を展開してきた。14年11月には半世紀以上にわたる護憲運動や平和活動が評価され、県内では2人目となる「遠藤三郎賞」を受賞した。