避暑を終え、下山するためトラックに載せられる乳牛=三好市西祖谷山村下名の県腕山放牧場

 7月から三好市西祖谷山村下名の県腕山放牧場に放牧され、避暑生活を送っていた乳牛22頭が28日、4カ月ぶりに下山した。酪農家の下で出産し、乳搾りが始まる。

 標高約1100~1300メートルに位置し、平地より6度ほど涼しい牧草地(約55ヘクタール)で、ゆったりと過ごした乳牛は順調に成育。入山時と比べて、体重は平均52・8キロ増えて453・9キロに、体高も平均8・5センチ大きくなって144・8センチに育った。

 県畜産振興課の職員らに体重、体高、胸囲などを測定された後、迎えのトラック4台に移され、石井、上板両町の酪農家7戸の下へ帰っていった。

 放牧生活が心地良かったのか、下山を嫌がるようにトラックになかなか乗ろうとはせず、体を押されて運び込まれる牛もいた。

 放牧は、涼しくて傾斜のある高地で十分に運動させることで、乳牛の足腰の強さや体力を養い、上質な牛乳を搾ることを目的に行われている。