犯罪被害者らの遺品が展示された「生命のメッセージ展in徳島大学」=同大常三島キャンパス

 犯罪や交通事故で愛する人の命を奪われた遺族らが、生前の被害者の姿をかたどった等身大のパネルを展示する「生命(いのち)のメッセージ展in徳島大学」が29日、徳島市の同大常三島キャンパスで始まった。主催するNPO法人いのちのミュージアムなどは、被害者も加害者も生まない社会の実現を訴えている。30日まで。入場無料。

 いじめや暴行事件、飲酒運転事故などに巻き込まれて亡くなった生後9カ月から84歳までの102人を紹介している。生前の写真や本人が愛用していた靴などが展示され、命の重さを無言で訴え掛けていた。

 「忘れないで欲しい。生きたくても生きられなかった命があることを」など、パネルには遺族の言葉も添えられている。NPO代表理事の鈴木共子さん(67)は「事件や事故に同じものはなく、思いは一人一人異なることを実感してほしい」と話している。

 30日午後0時半からは鈴木さんの講演会と被害者支援を考えるシンポジウムが同所で開かれる。