鶴林寺の仁王門について説明する「あわっ子文化大使」の中学生(右)=勝浦町生名

 徳島の文化を発信する「あわっ子文化大使」が29日、徳島大の留学生を案内しながら、勝浦町生名の四国霊場20番札所・鶴林寺近くの国史跡「鶴林寺道」を歩き、交流を深めた。

 大使を務める女子中学生4人が、中国、エジプトなど6カ国出身の留学生25人と共に、鶴林寺までの約900メートルの古い遍路道を散策。古道沿いの通夜堂跡や遍路墓の前では、ガイド役の中学生が「お遍路さんが無料で宿泊できる場所でした」「多くの巡礼者が旅の途中で亡くなりました」などと英語で説明した。

 境内でも、仁王門や三重の塔などについて解説。留学生らは説明にじっくりと耳を傾けながら、納得した表情を浮かべていた。徳島大大学院で工学を学んでいる劉楠(リュウナン)さん(27)=中国・北京出身=は「一生懸命さが伝わってきて、いい説明だった」と話した。

 県立川島中2年の戸川恵美さん(14)は「みんなが温かい目で説明を聞いてくれて、うれしかった。会話も少しできて英語に自信が持てた」と笑顔だった。