合唱コンサートに向けて練習する三好市民第九合唱団のメンバーら=三好市中央公民館

 三好市として合併した旧6町村ごとの歴史・文化や暮らしをつづった6曲の歌が5日、三好市池田町マチの市池田総合体育館で披露される。三好市民第九合唱団が、郷土への愛着を深めてもらおうと企画。市内の小学生やコーラスグループなどと一緒に、地元にちなんだ曲を歌い上げる。

 曲目は「東祖谷小学校校歌」(東祖谷)、「箸蔵小唄」(池田町)、「加羅宇多(からうた)姫エレジー」(西祖谷山村)、「ああ 田尾の城」(山城町)、「在りし日の浜 辻の浜」(井川町)、「三好長慶賛歌」(三野町)。

 東祖谷小の全児童や山城山びこ合唱団などに加え、同市池田町出身の声楽家真鍋美恵さんら徳島ゆかりのソリスト4人も特別出演する。

 6曲とも、元徳島文理大講師で第九合唱団の真鍋順紀団長(71)=同市池田町ウエノ=が作曲しており、コンサート用に編曲した。

 第九合唱団は41人を擁するものの、山城町、東祖谷、西祖谷山村の各地区にはおらず、練習やコンサート会場も池田町が中心になっている。今年で設立10年の節目を迎え、市内全域に裾野を広げようと、地域で活動するコーラスグループなどに参加を求め、賛同を得た。

 真鍋団長は「どの歌詞にも地域の情景や物語が込められている。古里の良さを再認識してもらえるような、心に残る演奏会にしたい」と話している。

 6曲の合唱披露は、第4回四国第九コンサートの第1部として行われる。第2部はソリストによるオペラ、第3部では県内外の第九を歌う会などが加わり、総勢約80人が歓喜の歌声を響かせる。

 午後2時開演。大人千円(当日200円増)、高校生以下は無料。問い合わせはパストラルホール<電0883(72)0066>。