催しに向けて歌の練習をする利用者ら=美馬市脇町の地域活動支援センター・まいか

催しに向けて歌の練習をする利用者ら=美馬市脇町の地域活動支援センター・まいか

 障害者の社会参加を進める地域活動支援センター・まいか(美馬市脇町木ノ内)の利用者が5、6の両日、絵や歌声を披露する催しを、つるぎ町貞光の旧商家・織本屋(国登録有形文化財)で開く。同センターの活動や障害者福祉への理解を深めてもらおうと、初めて企画した。

 「織本屋こころ展」と銘打ち、40~60代の男女約10人が水彩画など15点を展示。ヒマワリや猫、剣山など、自由なテーマで描いた作品が並ぶ。両日とも午後1時から、ピンクレディーや美空ひばりさんらの約10曲を歌うコンサートも行う。

 両日の午前10時半から正午まで、同センターが製作しているお守り「おもまり」作り体験や、福祉相談のコーナーも設ける。

 利用者は日々、書や絵画、音楽などの活動に取り組んでいる。昨年から月1、2回、美馬市やつるぎ町のデイサービスセンターなどに出向いて歌やダンスを披露しており、さらに発表の場を広げ、地域との交流を深めることにした。

 同町貞光の折目洋子さん(61)は「子どもから大人まで多くの人に目と心で楽しんでほしい」と話した。