徳島ヴォルティスのホームゲームが行われた28日、鳴門ポカリスエットスタジアムには試合前から熱気が漂っていました。徳島県内の高校、大学、専門学校の生徒や学生がさまざまなイベントやブースを出展する「スタジアム学園祭」と、ハロウィーンイベントが行われたためです。試合前の様子をお届けします。
徳島ヴォルティスのマスコット、ヴォルタくんとティスちゃんはハロウィーン仕様の仮装で登場。子どもたちにお菓子を配り、一緒に記念撮影をします。
仮装をして来場した先着500人に、ヴォルタくん似顔絵コンテストで優勝した、サポーターたけさんのイラストによるポストカードがプレゼントされるとあって、仮装した来場者がたくさんいました。
スタジアム学園祭は、飲食ブースやハーフタイムショーなどに生徒・学生が出演。飲食ブース近くでは元気な生徒の呼び込みが聞こえ、列ができる人気店もありました。
中でも、学生が企画したステージイベント「ゲーフラコンテスト」に注目しました。
徳島ヴォルティス公式サイトには25のゲーフラがエントリー。これまでに「ゲートフラッグギャラリー」で取材したゲーフラがちらほらありますね。ステージでは、サポーター自身がゲーフラを作ったきっかけやこだわりを披露しました。「熱いプレーが見たい」「ゴールを決めてほしい」それぞれの選手を応援する気持ちも伝わってきます。なんと、この企画のために新たに作ったゲーフラも登場。残りすべての試合で掲げるそうです。客席では熱心に写真を撮る人、興味深そうに見つめる高校生もいます。
企画したのは、徳島文理大3年の小原友希さん。サポーター歴は2005年のJリーグ参入からのベテランで、普段はゴール裏で応援しています。企画した理由を尋ねると「今年は特にゲーフラ熱が高い。コンテストをすれば一堂に集まるので、多彩な作品を見る機会になると思いました」とのこと。
スタジアム学園祭ではヴォルティスの試合を見たことがない人もスタジアムに集まります。「今回たくさんのゲーフラを見てもらったことで『こういうのを作って応援するという形もあるんだな』と興味を持って、今後の試合に足を運んでもらえたらうれしいです」と話していました。
サポーターの皆さんの熱い思いは、ゲーフラを通して初めてスタジアムを訪れた人にも伝わったのではないでしょうか。
ホームゲームは残り1試合。最後まで熱のこもった応援を続けましょう!