国内外の芸術家を神山町に招いて創作活動に取り組んでもらう「神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)」の作品展覧会が28日、同町で始まった。11月4日まで。
同町神領の劇場寄井座では、メキシコ人のラウラ・カステロさん(27)とイギリス人のジョナサン・ターナー・ビショップさん(50)が共同で空間芸術作品を制作。電動で上下左右に動く仕掛けを施した障子を使った作品などを並べた。
トルコ人のイレム・トゥオクさん(36)は近くの旧名西酒造酒蔵で、百科事典を切り抜いた部分にコケや木の皮を入れて森を表現するなどした作品を披露している。
作家が作品を解説するツアーもあり、約50人が参加。初めて作品を見て回った木下佑衣さん(30)=徳島市北沖洲2=は「どの作品も面白かった。解説で理解も深まった」と話した。
<メモ> 平日は午後1~5時、土日曜は午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。観覧無料。問い合わせはKAIR実行委<電088(676)1178>。