完成した「軽トラハウス」の試作品=海陽町浅川のまぜのおかオートキャンプ場

 海部郡の林業者や建築業者らでつくる「かいふの木の家」が制作を進めていた、軽トラックの荷台に設置して災害時の避難に使ってもらう木製小屋「軽トラハウス」の試作品が完成した。今後商品化を検討し、普及に努める。6日に海陽町浅川のまぜのおかオートキャンプ場で開かれた町商工産業祭で初めて披露された。

 設計案は公募し、郡内3町と県南部県民局の防災担当者らが審査。県内外の34件から、美波町北河内の農業湯浅寛さん(62)の案を最優秀に選び、会員の木内繁一さん(69)=牟岐町河内、建築業=が約2週間かけて完成させた。

 高さ1・8メートル、幅1・4メートル、長さ2・7メートル。スギ板を加工したボードを使用し、荷台後部に出入り口のドア、両側面に窓を設けた。内部は上下2段のベッドが設置でき、大人2人がゆったりとくつろげる。

 湯浅さんは「防災用だけでなく、普段のアウトドアレジャーにも使えると思う」と話す。

 20日に阿南市桑野町のJAアグリあなんである「全国丼サミット」の会場でも披露する。各種イベントで展示したり、ホームページで制作方法を公開したりしてPRするとともに、販売を目指す。

 軽トラハウスは、車中泊の避難者がエコノミークラス症候群で命を落とすケースをなくそうと発案。かいふの木の家の会長を務める横尾政明さん(59)=牟岐町中村、建築業=は「ぬくもりのある木材の良さを感じてほしい」と呼び掛けている。