徳島県内の公立幼稚園・小中学校教職員のうち32%が1日平均12時間を超す長時間勤務をしていることが、徳島県教職員団体連合会(徳教団)のアンケート調査で分かった。徳教団は授業内容の高度化や報告書作成などの業務増加が原因として、解消に向けて業務効率化や増員の必要性を訴えている。

 5月の徳教団定期大会に参加した114人に質問用紙を配布し、87人から回答を得た。

 平日の平均勤務時間を問う項目では、残業をほとんどしない9時間以内は2%だけ。11時間以内が29%で最も多く、次いで13時間以内25%、12時間以内24%だった。14時間以上も7%いた。

 勤務時間外に行っている業務は、小学校では最多の26%が生徒指導や研修主任などを割り当てられる校務分掌を挙げた。次いで授業準備24%、成績処理21%だった。中学校は部・クラブ活動指導が31%で最も多く、校務分掌27%、授業準備16%と続いた。

 休日出勤は、小学校では9%が月5、6日、35%が3、4日していた。最も多かったのは1、2日の45%。0日は11%だった。中学校は7~9日が最多の37%で、5、6日が21%、3、4日と1、2日が各16%の順だった。

 休日出勤で行っている業務は、小学校では校務分掌が37%で最も多く、授業準備25%、教室などの環境整備と地域行事が各11%。中学校は部・クラブ活動指導が最多の67%で、次いで校務分掌38%、授業準備6%だった。

 徳教団によると多忙化の背景には、授業が一方的な講義形式から子どもの思考を促す形態へと変化して準備に時間がかかるのに加え、国に提出する調査・報告書の増加や、いじめ、学級崩壊といった学校を取り巻く環境の複雑化がある。

 東條光洋委員長は「昨年度は県教委との協議で報告書の一部を減らせたが、教職員はまだ多くの業務を抱えている」と指摘。「一層の負担軽減に向けて事務見直しや人員配置を国と県教委に求めたい」と話している。