三好市の山本牧男総務部次長は7日の市議会特別委で、新市庁舎の建設予定地の池田栄町バスターミナル広場(同市池田町サラダ)の地質調査結果について「震度6クラスの地震で液状化する可能性が高い」と判定されたことを明らかにした。バス広場が埋め立て造成地であるため、地盤が脆弱なことが理由とみられる。
調査結果は、市議会新庁舎整備、サンライズビル、船井電機池田工場跡地調査特別委で報告。2016年8、9月にバス広場の4カ所で行ったボーリング調査の結果、2カ所で液状化の危険度が「かなり高い」「高い」と判定されたという。
バス広場には以前、日本たばこ産業池田工場があり、工場の建設時に2・4~3メートルの盛り土をしていた。液状化対策工事について、市は「(16年度内に着手予定の)設計段階で、予算などを含めて総合的に判断したい」と答えた。
一方、市議会の一部議員が新庁舎建設を求めている船井電機池田工場跡地についても報告。通称・古池を3メートル程度埋め立てているため、震度6クラスの地震で液状化する可能性が高く、被害の程度はバス広場よりも深刻であることが示された。