徳島大環境防災研究センターなどが制作したDVDの一場面(ニタコンサルタント提供)

 徳島大環境防災研究センターなどは、南海トラフ巨大地震や豪雨対策のポイントをまとめたDVD「徳島の環境 防災 まちづくり シリーズ1~わたしたちの防災~」を制作した。センターの教授らが分かりやすく解説しており、県内の中学や高校に配布して教材として活用してもらう。

 DVDは▽南海地震の記憶「津波碑を訪ねて」▽豪雨災害に備える▽巨大地震を迎え撃つ▽阪神・淡路大震災から20年▽防災技術最前線▽地域で取り組む防災活動-の全6編(1編14分)で構成。センター長の中野晋教授らが県内で過去に起きた災害の現場を訪れ、防災・減災対策を紹介している。

 「豪雨災害に備える」では、那賀町で2人が犠牲になった2004年の台風10号による豪雨被害を例に、土砂災害から避難するポイントを説明。「巨大地震を迎え撃つ」では、南海トラフ巨大地震を想定した津波避難場所の選び方について解説している。

 DVDは、センターや建設コンサルタントのニタコンサルタント(徳島市)などが制作したテレビ番組をまとめた。番組は14年7月から1年間、ケーブルテレビ徳島で放送した。

 7日、中野教授らが県庁を訪れ、県内の中学、高校など136校分のDVDを県教委に贈った。中野教授は「身近な場所で起きた災害を知り、防災意識を啓発するきっかけにしてほしい」と話している。