外国人お遍路さん向けの経本。日本語のお経と一緒にローマ字読みを印刷した

 徳島の魅力を紹介する動画販売会社「E-yo(えーよ)トクシマ・イン・ジャパン」(阿南市)が、外国人のお遍路さん向けの経本を作った。日本語のお経と一緒にローマ字読みが印刷され、外国人でも簡単に読経ができる。四国霊場22番札所・平等寺(同市新野町)や、リゾートホテルのモアナコースト(鳴門市)などで販売している。

 経本は縦7・5センチ、横16・5センチの蛇腹折りで、「般若心経」と「仏前勤行次第」の2種類がある。それぞれ日本語の表記にローマ字読みが付き、お経の意味を英語で解説している。表紙のタイトル部分には、那賀町の拝宮和紙職人・中村功さん(67)=同町拝宮=が手漉きした和紙を使うなど、装飾にもこだわった。

 昨年11月、徳島の魅力を動画で世界に発信したいと、田井文枝代表(46)=阿南市長生町平田=が会社を設立。今年6月から阿波踊りや四国霊場の動画を、外国人向けにインターネットで販売している。お経の読み方を知らない外国人が多いことから、正しいお参りの仕方をしてもらおうと、英語版の経本を企画した。

 田井代表は「お経を正しく読んでもらうことで、四国遍路の素晴らしさを外国の人々に伝えたい」と話している。

 県内2カ所のほか、高野山(和歌山)の西禅院でも販売。般若心経版が1500円、仏前勤行次第版が2千円。問い合わせはE-yo社<電0884(24)8083>。