道沿いをひな人形で飾る「坂本おひな街道」=2015年3月、勝浦町坂本

 勝浦町坂本地区の住民でつくる「坂本グリーンツーリズム運営委員会」が、2016年度の「豊かなむらづくり全国表彰」(農林水産省など主催)で、農林水産大臣賞に選ばれた。廃校舎を利用して農村体験宿泊施設を管理・運営し、町外から人を呼び込んで地域のにぎわいづくりに貢献していることが評価された。10日、岡山市で表彰式がある。

 委員会は2001年に結成し、旧坂本小学校校舎で農村体験宿泊施設「ふれあいの里さかもと」を02年3月にオープンさせた。独立採算で管理・運営し、地域の農産物や自然を活用した農村体験などを実施。施設は年間約1万2千人が利用しており、都市部との交流の輪を広げてきた。

 特産のミカンの担い手育成に努めているほか、町恒例の「ビッグひな祭り」と連携して地区の道沿いをひな人形で彩る「坂本おひな街道」、秋祭りイベント「あかりの里」なども開いている。

 中川進夫会長(75)は「今後もまちづくり活動などに取り組み、より活力ある地域を未来につないでいけるよう力を合わせていきたい」と、喜んでいる。

 「豊かなむらづくり全国表彰」は1979年度に創設。本年度は全国で17団体が農林水産大臣賞に選ばれた。