任期満了に伴う徳島県つるぎ町議選(定数12)は11月6日の告示まで1週間となった。これまでに現職12人、新人2人が立候補の意向を固めており、定数を2人上回る選挙戦になる公算が大きい。

 現職14人のうち、三好昭義、西谷一廣の2氏は引退する。

 立候補予定者を地区別でみると、貞光地区(3922人)は長浦英彰(74、衣料品小売業)伊庭英俊(68、林業素材生産会社員)佐藤千代美(60、小売業)森長秀行(57、住宅設備工事業)谷川真二(40、飲食業)の現職5氏が名乗りを上げている。

 半田地区(3544人)は最多の7氏が出馬する予定。小坂重夫(72、町議)吉田光子(70、製麺業)齊藤嘉文(68、林業)小野誠治(42、製麺業)尾関伸也(37、建設業)の現職5氏と、林勇(68、無職)宮田憲治(70、無職)の新人2氏がひしめく。

 一宇地区(715人)は現職の上家洋子(70、建設会社員)田野一二三(70、介護職員)の2氏が立候補を予定している。

 党派別では新人1人が共産、他は無所属。

 町では少子高齢化のほか、企業誘致による雇用創出や観光振興への対応策など課題は多い。だが明確な争点は浮上しておらず、各陣営は地縁、血縁を頼りにあいさつ回りを行っている。

 立候補の受け付けは6日午前8時半~午後5時に町農業構造改善センターで行う。投開票は11日。

 9月3日時点の有権者数は8181人(男3756人、女4425人)。