竹灯籠で地域活性化を図る「バンブーラボ」を結成した(右から)秋山さん、前渕さん、小野さん=勝浦町坂本

 小松島市と勝浦町の地域おこし協力隊員が、地元の竹を活用してデザインを凝らした竹灯籠を作り、地域活性化を図るグループ「バンブーラボ」を立ち上げた。放置竹林対策として始め、これまでに祭りやイベントの会場に展示して、にぎわいづくりにも一役買っている。グループは「竹灯籠アートを広めて地域を元気にしたい」と意気込んでいる。

 小松島市地域おこし協力隊の前渕智晴さん(21)と小野勇一さん(30)、勝浦町地域おこし協力隊の秋山諒太さん(27)の3人で結成した。竹灯籠は、切り出した竹にさまざまなデザインの穴を開け、内部に置いたLEDを点灯させる仕組み。秋山さんがデザインを、前渕さんと小野さんが制作を担当している。

 前渕さんが市内の放置竹林対策の一つとして竹灯籠作りを発案し、5月、デザイナーでもある秋山さんに協力を求めたのがきっかけ。同市櫛渕町の住民と一緒に竹灯籠約40本を作って、6月中旬に櫛渕八幡神社で試験点灯を行い、好評だったことから活動を広げることにした。

 これまでに同市小松島町の小松島港まつり(7月)、勝浦町坂本の国登録有形文化財・森本家での野外コンサート(8月)、同市立江町の立江八幡神社秋祭り(9月)など7件の行事に出展。高さ約45~150センチの作品を3~70本並べた。港まつりでは波や花火を、コンサートでは五線譜をイメージするなど、各行事に合わせたデザインを心掛けてきた。

 来場者から購入を希望する声があったため、インテリア用品の開発にも着手した。第1弾として、13日に勝浦町で開かれる「軽トラ市」で卓上用竹灯籠を販売する予定だ。

 前渕さんと小野さんは「来場者や住民が喜んでくれるのがすごくうれしい」と笑う。秋山さんは「自分たちだけでなく竹灯籠アートに取り組む仲間をもっと増やし、地域を盛り上げていければ」と話した。