上板町の上板中学校に勤務する40代の男性教諭が、鳴門市内の民家の風呂場を盗撮しようと敷地内に侵入したとして、県警が住居侵入の疑いで任意の事情聴取を行っていることが11日、分かった。
捜査関係者によると11月1日夜、民家1階の風呂場で住人の女性が入浴していたところ、屋外に人の気配を感じて110番した。駆け付けた警察官が付近で男性教諭を見つけて職務質問すると、盗撮目的で敷地に入ったことを認めた。
上板中や上板町教育委員会によると、男性教諭は2015年4月から上板中に勤務し、障害児支援学級を受け持っている。今年11月初旬から体調不良を理由に休んでいる。
校長職務代理の藤山克己教頭は「本人からは体調が悪いと聞いている。警察から聴取されているという報告は受けていない」としている。町教委の板東秀則教育長も捜査については知らないとした上で「結果が出てから判断したい」と話した。