渡邊さん(左端)の指導でドローンの操縦を楽しむ那賀高生=那賀町阿井の阿井体育館

 小型無人機ドローンの活用で県版地方創生特区に認定されている那賀町の那賀高校の生徒が、ドローンの操縦や空撮に取り組む同好会を発足させた。12月10、11の両日に同町で開かれるドローンレース全国選手権予選大会への出場を第一の目標に、練習に励んでいる。

 同好会員は普通科と森林クリエイト科の1年生で、男子5人と女子1人。町が直径20センチほどのホビー用ドローンを2機貸し、町地域おこし協力隊員でドローンの製造や空撮、通販サイトの運営を行う会社を経営する渡邊槙太郎さん(32)らが指導に当たる。練習場所は空き教室やグラウンドを活用する。

 町が10月8日に鷲敷地区で開いた町民向けのドローン操縦講習会に、齊藤太一さん(15)=普通科=ら生徒3人が参加したのがきっかけ。授業などでドローンの活用を検討していた学校の後押しもあり、齊藤さんらが友人に声を掛けるなどして、発足に結び付けた。

 同28日夜に同町阿井の阿井体育館で発足式を行った。生徒は渡邊さんから操縦方法などを教わった後、ドローンを飛ばし、円形の目的地に正確に着陸させて得点を競うゲームなどを楽しんだ。

 初代会長になった齊藤さんは「ドローンの操縦は難しいけど、すごく面白い。しっかり練習してみんなで全国大会に挑戦したい」と話した。

 町も活動を支援する考え。町ドローン推進室では「趣味から始めて、将来的には仕事でドローンを扱えるような人材が育ってくれれば」と期待を寄せている。