養殖ワカメの種糸を差し込んだロープを固定する研究会会員ら=美波町の由岐漁港沖

 美波町の漁業者らでつくる「美波の海の恵み研究会」は12日、同町東由岐の由岐漁港沖で、今季のワカメの試験養殖を始めた。来年1月と3月に収穫し、成長する早さや出来栄えを確かめる。

 養殖するのは、県立農林水産総合技術支援センター(鳴門市)が、美波町産の天然ワカメと鳴門市産の養殖ワカメを掛け合わせて新たに開発した3種類を含む計7種類。

 東由岐、西由岐、志和岐の3漁協の組合員らが、東由岐漁協前で、ワカメの胞子が付いた種糸をロープに差し込み、沖合500メートルの漁場まで漁船で運んだ。徳島科学技術高校(徳島市)の生徒が実習で製作した養殖枠用のロープと結び付け、浮きを付けて固定した。

 美波町は鳴門市に比べて海水温が3、4度ほど高い。天然ワカメが採れる南限とされており、試験養殖を通じて本格的な養殖を目指している。