京都府でインドネシア料理店を5年間営んでいた同国出身のデディ・スーサントさん(43)と徳島市出身の幾子さん(36)夫妻が、長女の誕生を機に徳島へUターン。小松島市の国登録有形文化財「大正館」に7月、新たにインドネシア料理の店を開いた。
店で提供しているのは、デディさんが幼い頃から家庭で食べていた「おふくろの味」をベースに、日本人の口に合うように辛さを抑えるなどアレンジした料理だ。人気の「ココナッツカレー」(800~千円)は、メインの具材をシーフードや季節の野菜など4種類の中から選べる。
カレーには、インドネシアから輸入したコリアンダーやカルダモンなど10種類以上の香辛料と、幾子さんの母親が無農薬で育てた野菜を使用。ココナッツミルクの風味とスパイスの相性が良く、マイルドで深みのある味わいとなっている。
インドネシア風焼き飯「ナシゴレン」(800円)は、イカやエビといった魚介類の風味と、舌にぴりりと感じる香辛料の刺激が心地よい一品。インドネシア風焼きそば「ミーゴレン」(800円)やスパイシーな鶏肉のグリル「アヤムゴレン」も人気だ。
全ての料理は辛さの調節ができるため、辛い料理が苦手な人でも安心だ。店内では音楽イベントなどを定期的に開いている。=価格は税込み
営業時間=午前11時半~午後9時
定休日=不定休
駐車場=有り
問い合わせ=080(6281)4317