散策しながら妖怪のイメージを膨らます参加者=三好市山城町

 三好市山城町の「妖怪の里」を散策しながら新たな妖怪を考える催し「大歩危妖怪採集」が初めて開かれ、県内外の親子連れら15人が参加した。

 三好市山城町上名の道の駅大歩危・妖怪屋敷を見学した後、妖怪研究家で筑波大芸術系助教の市川寛也さん(29)と地元の住民団体「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」の会員の案内で、藤川谷川沿いの約4キロを歩いた。

 道中ではコケに覆われた擁壁や石垣、渓流などを写真に収めたり気付いたことをメモしたりし、道の駅に戻ってイメージを膨らませて妖怪を紙に書いた。手足のある魚「さかづくりな」や、コケの上を走り回る猫「コケ猫」などが生み出され、これらのデザインは道の駅に当面展示される。

 山城小学校4年の中村木の実さん(10)は「谷や山道に潜んでいる妖怪を見つけられた」と話していた。

 妖怪採集は、県西部の観光事業を進める「にし阿波~剣山・吉野川観光圏協議会」が実施した。20日に上名小学校で開く「妖怪まつり」でも試験的に行い、好評なら体験プログラムとして商品化する。