ロッテの黒木スカウト(右)から渡された井口監督の色紙とサインボールを手にする鎌田=徳島市のとくぎんトモニプラザ

 プロ野球のロッテから育成ドラフト1位で指名された徳島インディゴソックスの鎌田光津希投手(23)=千葉県出身、横芝敬愛高-敬愛大出=が30日、徳島市のとくぎんトモニプラザで球団関係者から指名のあいさつを受けた。鎌田は「プロになる実感が湧いた。支配下登録を勝ち取るため、練習を積み上げていく」と決意を語った。

 中四国担当の黒木純司スカウトが訪問。3月のキャンプから鎌田を見てきたという黒木スカウトは「150キロ近い速球が魅力。変化球も良くなった」と評価。「今の状態をマウンドで出すことができれば支配下登録は近い。中継ぎで起用すれば面白い存在になる」と期待を込めた。

 鎌田は目標とする投手の一人として、ロッテのエースとして活躍した黒木知宏投手を挙げ「黒木さんのように気迫で押すピッチャーになりたい」と意気込んだ。

 井口資仁監督からの色紙とサインボールを受け取った鎌田は「成長できたのはファンの声援のおかげ」と徳島への感謝を口にし「1月のスタートに向けて走り込み、しっかりとプロの一歩を踏み出す。これからも応援してほしい」と話した。