コンサートに向けて練習に励む入田幼・小・中の子どもと教職員=徳島市の入田小・中学校体育館

 徳島市の入田幼稚園と入田小学校、入田中学校の全園児、児童、生徒と教職員の計108人が、20日に入田小・中学校体育館で開かれる人権コンサートで大合唱を行う。小規模校の子どもに大人数での合唱を楽しんでもらおうと、教員が企画した。児童らは普段は経験できない大勢で歌声を重ねる喜びを感じながら、本番に向けて練習に励んでいる。

 「100人合唱」のきっかけは、国の指定を受けて本年度から小規模校の活性化事業に取り組んでいる入田小の教員が、小規模校ではできないことを話し合う中で、「大人数での合唱」との意見を出したことだった。

 井上明美校長が「児童46人で大合唱はできないが、近くにある幼稚園、中学校と協力すれば子どもたちに貴重な経験をさせられ、地域も活性化できる」と考え、9月に幼小中の教職員に人権コンサートでの披露を提案した。

 短期間で練習できるよう、歌う曲は児童・生徒が学習発表会などで親しんでいたAKB48の「365日の紙飛行機」の混声4部合唱に決定。10月初旬から学校ごとに練習してきたほか、既に2回の全体練習も行った。

 入田小6年酒井亮介君(12)は「全員の声できれいなハーモニーを奏でられた時は最高に気持ちいい。本番までいっぱい練習するので、たくさんの人に聞きに来てもらいたい」と意気込んでいる。

 コンサートは午前10時開演。徳島市在住のシンガー・ソングライター皆谷尚美さんの歌に続き、11時20分から児童らが歌う。入場無料。