阿南市加茂谷地区を紹介する新聞を創刊した市地域おこし協力隊員の岩本さん=阿南市の徳島新聞社阿南支局

 阿南市加茂谷地区の振興を担当する市地域おこし協力隊員、岩本昌子さん(42)=同市十八女町=が、同地区の人物やイベントなどを紹介する新聞「C’mon かもかも 加茂谷ライフ」を創刊した。季節ごとの発行を予定しており、地区住民らに配布する。

 A4判4ページ。10月下旬に発行した創刊号では、8、9月に同地区で農業体験を行った武蔵野大生の活動をトップ記事として取り上げた。農産物の収穫や遍路道の清掃など、19日間の活動の様子を取材し、6枚の写真とともに振り返った。

 特集ページでは、ヒノキの皮を使って屋根を作る伝統的工法「檜皮ぶき」の技術を持つ豊田繁さん(83)=同市加茂町=のインタビューを掲載。市外から移住してきた3家族やサークル活動を紹介する記事も載せた。

 4月に市地域おこし協力隊員となった岩本さんは、日本経済新聞ワシントン支局で6年半勤務していた。着任後は地区内の空き家に住み、住民団体「加茂谷元気なまちづくり会」と連携して、祭りやイベントの開催などに取り組んでいる。

 まちづくり会の山下和久会長(61)=同市細野町中上=から、住民に地元のことを知ってもらい、結びつきを強めようと、地区を紹介する新聞の発行を依頼された。

 千部印刷し、700部を同地区の全戸に配布。300部は、市役所や市内の3図書館などで受け取ることができる。岩本さんは「加茂谷の住民でも互いに知らないことはいっぱいある。地区の温かい雰囲気を伝えたい」と意欲をみせている。