徳島市役所を22日午前に爆破するという内容の文章が県庁のホームページ(HP)に投稿されていたことが21日、分かった。20日に県から連絡を受けた市は庁舎内などに不審物がないか点検している。21日正午現在、見つかっていない。神戸、高知両市のHPにも同様の内容の書き込みがあり、いずれも不審物は発見されていない。
県や徳島市によると、19日午後10時45分ごろ、県民からの提言を募る県のHP内の「とくしま目安箱」に書き込まれた。「徳島市役所内7百カ所と市内の施設数カ所に手製爆弾を仕掛けた」「11月22日の午前10時30分に爆破する」と書かれている。差出人の欄には実在する東京都内の弁護士の名前と住所、電話番号、メールアドレスが記されていた。
20日午前に書き込みに気付いた県職員が、市と県警に連絡。市は庁舎内の緊急点検を始めた。県警も威力業務妨害などの疑いで捜査する方針。
市は21日朝、平山元第1副市長ら市幹部12人が出席して危機管理会議を開き、庁舎をはじめ学校や保育所など市関連施設に不審物がないか引き続き調べるとともに、HPで市民に知らせることなどを申し合わせた。県も市内の県立施設を点検している。
県には今年に入り、小中学校など公共施設を爆破するという内容の書き込みやメールが、今回を含め7件届いている。