石井貴監督

 徳島インディゴソックスは31日、石井貴監督(47)が今季限りで退任し、プロ野球・楽天の2軍投手コーチに就任する、と発表した。徳島の後任監督は未定。

 石井監督は就任1年目。前期は9勝23敗4分けで最下位に沈んだものの、後期はチームを立て直し、16勝11敗3分けの2位へ押し上げた。選手育成に手腕を発揮し、鎌田光津希投手(23)がドラフト会議でロッテから育成1位指名された。

 徳島は来季の続投を望んでいたが、楽天からコーチ就任の打診を受け、本人の意向を尊重した。石井監督は神奈川県出身。藤嶺藤沢高から三菱重工横浜を経て、1993年ドラフト1位で西武に入団し、2007年に現役を引退した。08年から11年まで西武2軍投手コーチ、12、13年は1軍投手コーチを務めた。

 石井監督は「今季の結果は大変申し訳なく、責任は重く受け止めている。支援をいただいた全ての皆さんに感謝している」とコメントを発表した。