サッカーJ2徳島ヴォルティスが、来季の新監督としてスペイン人のリカルド・ロドリゲス氏(42)に絞り込んで交渉していることが21日、分かった。条件面でまとまれば、月内にも正式に発表される見通し。正式に決まれば、クラブ初の外国人監督となる。

 ロドリゲス氏は今年3~6月、タイのクラブチーム(スパンブリーFC)を指揮し、現在はフリーの立場にある。1998年からスペインやメキシコのチームでコーチなどを歴任。2013年にはサウジアラビアU-17(17歳以下)の代表監督を務めた。

 クラブは長島裕明監督(49)と今季限りで契約を打ち切り、後任を探していた。ロドリゲス氏は日本での指導経験はないが、豊富な経験と海外での長い指導実績が買われたとみられる。クラブ側は「(ロドリゲス氏は)まだ交渉中だが、若手の育成経験が豊富。チームがやってきたことを継承できる人材」としている。