徳島市は、2015年8月から閉鎖している眉山山頂の展望休憩施設を、18年度にもリニューアルオープンさせる方針を固めた。隣接するモラエス館跡地で計画していた観光展望施設の建設を中止したため。

 展望休憩施設は鉄筋コンクリート2階、地下1階建て延べ約329平方メートルで、2階に展望スペース、1階に飲食スペースがあった。モラエス館の解体工事が始まったのに伴い閉鎖。再オープンに向け、1階を一部改修する。モラエス館跡地は公園として整備する予定。

 観光展望施設は、山頂の電波塔を使用する四国放送や県の防災行政無線に影響が出ることなどを理由に、建設が中止となった。同施設には飲食コーナーを計画していたことから、市は展望休憩施設の1階をモラエス関連の資料を展示するスペースなどに改修し、観光展望施設の開館に合わせて再開させる計画だった。