林業の成長産業化に向け、連携協定を交わした(左から)笠井会長、野地学長、飯泉知事、山下学長、阿部専務理事=県庁

 徳島県は22日、林業の成長産業化や振興を目的に徳島大、鳴門教育大、県建築士会、徳島森林(もり)づくり推進機構と連携協定を結んだ。人材育成や県産材の利用拡大、森林資源を活用した研究開発に共同で取り組む。

 協定によると、連携組織は徳島市南庄町5の木材利用創造センターを拠点に周辺の県有林を「フォレストサイエンスゾーン」と位置付け、那賀町や三好市の県有林も活用する。具体的には▽新規・女性林業従事者の育成▽木造建築に関する勉強会▽耐久性に優れた木材乾燥技術の研究▽県産スギを使った商品開発-などを展開する。

 県庁で締結式があり、飯泉嘉門知事、野地澄晴徳島大学長、山下一夫鳴門教育大学長、県建築士会の笠井義文会長、同機構の阿部克己専務理事が出席。知事が「互いの強みを合わせ、日本のモデルとなるよう取り組みたい」と述べ、協定書に押印した。

 県は林業のほか、農業分野で石井町にアグリサイエンスゾーン、水産分野で鳴門市と海部郡にマリンサイエンスゾーンを構築。関係団体と連携し、両分野における人材育成や研究開発を進めている。