徳島市の遠藤彰良市長は24日、徳島市立高で開かれた生徒との意見交換会で、新町西地区再開発事業で中核施設に位置付けられていた音楽・芸術ホールに代わる新ホールの建設について「場所を来年の早い段階で発表したい」と述べた。市長が建設場所の発表時期に言及したのは初めて。市は、新ホールを2023年度に開館させる目標を掲げている。

 意見交換会には1~3年生11人が参加し、15年3月に閉館した市文化センター跡での新ホール整備を求める声が生徒から出された。

 市長は「場所はまだ発表できる段階ではないが、早くしなければいけないと思っている。いろいろな事情があってなかなか決定できない」と理解を求め、「12月中に発表したかったが、ちょっと延びている。来年の早い段階で発表したい」と語った。

 当初、文化センターの耐震改修を提案したことについては「文化センターを改修し、本格的なホールは(文化センターを)使いながらゆっくり考えればいいと思っていたが、かなり時間もお金もかかり、十分な改修ができないと分かって断念した」と説明した。

 新町西地区再開発事業に代わるまちづくりを検討する市の中心市街地活性化推進本部は、下部組織の有識者会議の提言を受け、市文化センターの耐震改修や改築は行わず、新ホールを建てることを決めている。

 市長が来年の早い段階で建設場所を発表するとの考えを示したことについて、市の松本泰典都市整備部長は「聞いていない。今後、早急に検討を進めたい」と話した。