スマホ利用のルールを発表する池田中生徒会の宮川会長(左)=同校

 三好市の全6中学校の生徒会が、スマートフォンや携帯電話の利用に関する自主ルールを作った。インターネットやゲームの利用時間を制限したり、個人情報の保護を呼び掛けたりすることで、トラブルやいじめを防ぎ、学習時間の確保につなげるのが狙い。県教委によると、市町村単位で全ての中学校の生徒が、スマホ利用のルールを考える取り組みは珍しい。

 学校ごとに3~10の項目があり、多いのは▽午後9、10時以降は使わない▽平日の使用は1時間以内▽人を傷つける言葉や個人情報を書き込まない▽宿題や課題を終わらせてからする-など。三野中は月曜を「スマホを使わない日」とし、池田中は歩きスマホの禁止を盛り込んだ。

 スマホ向け人気ゲーム「ポケモンGO」の配信を受けて市教委が8月、市内の6校の生徒会役員に自主ルール作りを呼び掛けた。既に山城、井川両中はルールを設けており、井川はリニューアルした。他の4校は新たに作った。

 周知の方法としてはルールを各教室に掲示したり、休日前にルール順守の徹底を呼び掛けたりする。三野中は11月から、実際の利用時間の調査を始めた。

 池田中では22日、全校集会で宮川柊・生徒会長(15)がルールを発表した。集会後、宮川会長は「決まりに縛られることへの反対意見も多くあったが、何とかまとめられた。啓発活動に力を入れ、みんなの意識を高めていきたい」と話した。

 市教委の倉本渟一教育長は「事故やトラブルに巻き込まれないよう、家庭でも話し合いの場をつくってほしい」と話している。