4種類の年賀はがきのデザインと、作品の一つを手掛けた三谷さん=徳島市のれもん徳島

 徳島市新町橋2の知的障害者通所施設「れもん徳島」が、利用者の制作したイラスト原画やグラスアート作品を基にした年賀はがきを売り出した。今年は例年の倍の4種類があり、2017年のえとの「酉」がそれぞれ個性豊かに表現されている。30日まで注文を受け付ける。

 はがきは飛行船の横を飛ぶカモメを色鮮やかに描いた「A」と、色鉛筆で色を重ねて温かみのあるひよこを表現した「B」、カラフルなフクロウを題材にした「C」、グラスアート作品で親鶏と卵から出たばかりのひよこをかわいく表現した「D」の4種類。利用者の三谷広さん(24)=徳島市中常三島町1=と定國直哉さん(20)=小松島市田野町平田=ら4人の作品を基に、徳島市のデザイン事務所が背景などを加えて完成させた。

 れもん徳島は石井町の社会福祉法人・カリヨンが運営し、18人が通所している。年賀はがきは利用者の絵画などのスキルを生かして12年から毎年販売しており、昨年は約2千枚の注文があった。

 三谷さんが描いたイラスト入りカレンダーも販売。レストランを舞台にし、月ごとに変わっていくさまざまな料理で客をもてなす様子がユーモラスに描かれている。

 三谷さんは「今年は多彩なラインナップがそろった。多くの人に使ってもらえれば」と話している。

 年賀はがきは4種類とも1枚100円(お年玉くじ付き)で、受け渡しは12月9日ごろになる予定。カレンダーは1部1200円。問い合わせは、れもん徳島<電088(679)8824、メールart-studio@lemon.or.jp>。