ハードディスクの紛失を謝罪する三宅院長(中)ら=徳島市民病院

 徳島市民病院(同市北常三島町2)は1日、産婦人科の腹腔鏡手術を受けた女性患者23人の個人情報や手術映像が入った外付けハードディスク(HD)を8月に紛失したと発表した。病院は全患者に謝罪。2カ月間かけて内部調査したが見つからず、窃盗事件の可能性もあるとして、徳島中央署に被害届を提出している。
 
 病院によると、患者は6~8月に病院で手術を受けた県内外の20~70代。HDには、医師の技術向上などに活用するため撮影した手術映像と、患者の住所や氏名、生年月日などを書いた文書の画像が含まれていた。

 手術映像は別の患者14人分も記録されているが、氏名などの個人情報は入っていない。

 HDは腹腔鏡手術を行う機器に接続したまま手術室に置かれていたが、8月27日の手術後、医師がないことに気付いた。24日の手術時には確認されており、この間に紛失したとみられる。

 手術室のエリアにはカードキーがなければ進入することができない。病院は24~27日にエリアに入った194人の医師や看護師、外部業者の関係者らから聞き取りをしたが、HDの行方は分からなかった。

 このエリアには当時、防犯カメラはなかった。三宅秀則院長は記者会見で「患者の個人情報をお預かりする病院として、患者本人と家族、関係者の方にご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した。