せいろに並べられるスジアオノリ=徳島市南沖洲1

 全国一の生産量を誇るスジアオノリの収穫が徳島市の吉野川河口で始まり、漁師の作業場には食欲をそそる磯の香りが漂っている。

 渭東漁協組合長の田中勝治さん(74)=同市南沖洲1=は、網からはずしたノリを洗って脱水し、手でほぐしながらせいろの上に並べている。機械で乾燥させた後、同市の県水産会館で週1回程度開かれる競りに出す。

 昨季は暖冬と収穫前の豪雨による増水で異例の不作だったが、今季は例年並み。田中さんは「このまま水温が安定してほしい」と期待していた。作業は来年1月下旬まで続く。