よく当たっている富岡西の中軸打者。(左から)坂本、浮橋、吉田

 高校野球の第71回秋季四国地区大会第3日は3日、高松市のレクザムスタジアムで準決勝が行われる。徳島県勢として唯一4強入りした県3位の富岡西は午前10時から、松山聖陵(愛媛県3位)と対戦する。勝てば来春の選抜大会出場が大きく近づく大事な一戦を展望した。

 1回戦から登場した両校は早い回にリードを築き、優位に試合を進めた。序盤の主導権争いが焦点になりそうだ。

 富岡西は2試合で14安打18得点し、四国大会のチーム打率が2割4分1厘。中軸の坂本、浮橋、吉田は計10打点と勝負強さは健在だ。下位も勝負どころで得点に絡み、相手のミスを逃さず畳み掛けた。準決勝では相手投手をリズムに乗せないためにも、小技や機動力を絡めて早い段階で攻略したい。

 松山聖陵は188センチの右腕根本と1年の右腕平安山(へんざん)が1試合ずつを先発。根本はやや安定感に欠け、準々決勝で13奪三振完投の平安山の先発が有力だろう。富岡西打線は低めの見極めが欠かせない。

 徳島県大会から1人で投げ抜いてきたエース浮橋の出来も鍵を握る。四国大会では2試合を粘り強く投げ完投したものの、与四死球が計15と制球に苦しんだ。無駄な四球を減らせるか。松山聖陵打線は打率2割9分2厘で長打は少ないが、つなぐ意識は高い。バックは確実にアウトを積み重ねたい。