発売が始まった年賀はがきを購入する客(右)=徳島市の徳島中央郵便局

 2019年用の年賀はがきが1日、全国の郵便局で一斉に発売された。5月1日の新天皇即位に伴い元号が改まるため平成最後の年賀はがきになる。徳島県内の郵便局も、はがきを買い求める人でにぎわった。

 徳島市の徳島中央郵便局では発売記念イベントがあり、同市中昭和町の育英認定こども園の園児16人が「やぎさんゆうびん」などを合唱。発売前後には10人ほどが列を作った。

 60枚を購入した高松市の会社員大塚健司さん(35)は「元号が変わっても、手元に残る年賀はがきの良さは変わらない」と話した。

 例年1回のお年玉くじの抽せんを2回行ったり、当せん者を20年の東京五輪・パラリンピック大会の観戦に招待したりと特典を充実させた。来年1月20日に抽せんを行うお年玉くじの1等賞品は、前年の3倍の現金30万円に増額した。

 62~72円の10種類がある。人気キャラクターのミッキーマウスやスヌーピーが付いたはがきのほか、徳島県版の絵入りはがきには県のマスコットキャラクター・すだちくんが採用された。

 当初発行枚数は全国で24億21万枚。受け付けは12月15日から。郵便局は元日に届けられるよう同25日までの投函を呼び掛けている。