岸田社長が整備したシミュレーションゴルフ施設=徳島県吉野川市鴨島町上下島

 地域のお年寄りらに手軽にゴルフを体験してもらおうと、徳島県吉野川市鴨島町上下島の岸田隆男さん(70)=総合建設資材販売・施工会社フタバ社長=が、疑似体験できるシミュレーションゴルフ施設を自宅庭に設けた。住民同士の交流を図る狙いもあり、憩いの場として無料開放している。
 
 施設には大型スクリーン(横3・4メートル、縦2・6メートル)を設置し、プロジェクターでホールを映し出す。ボールを打つと、上部のカメラでスイングスピードや打撃角度などを瞬時に計測し、スクリーン上にボールの軌道や飛距離、落下点が表示される。

 2打目、3打目と場面が変わり、カップインまで進む。高画質の映像で国内外の約70コースが選択でき、複数の参加も可能。天候に影響されないため、プロも練習などに活用しているという。

 岸田社長はゴルフ歴30年以上。生涯スポーツとして幅広い世代に親しまれ、プレーを通じて交流が深まることを利点に挙げる。

 高齢になると体調や費用がネックとなって競技から遠ざかる人もいるため、私財を投じて施設を整備した。

 施設名は、ラウンドミーティングK。「18ホールを楽しむ」「みんなが集う」との意味を込めた。プレーの合間に利用者が談笑できる休憩室もある。

 岸田社長は「地域の人たちが絆を深めながら、いつまでもゴルフを楽しんでほしい」と話す。将来的には若い世代にも利用してもらい「プロを目指せる環境になればうれしい」と期待している。

 施設利用に関する問い合わせはフタバ<電0883(26)1181>。