徳島県議会11月定例会が29日、開会した。農林業振興と地域経済の活性化対策を中心とした23億7960万円の2016年度一般会計補正予算案(累計額5084億3326万円)など17議案を上程し、飯泉嘉門知事が所信表明した。知事は17年度にドイツ・ニーダーザクセン州との友好交流提携10周年を迎えることを受け、同州に自らを団長とする公式訪問団を派遣する方針を示した。12月1日に本会議を再開し、代表・一般質問に入る。

 県とニーダーザクセン州は07年9月に友好交流提携を結び、柔道やマラソンといったスポーツや音楽、経済、学術各分野などで交流を深めてきた。公式訪問団の派遣は12年9月以来で5年ぶり6回目。知事は、交流提携の調印以来10年ぶりに同州を訪ねる。日程や訪問団のメンバーは今後調整する。

 友好交流提携10周年記念事業では、17年4月に州都・ハノーバーで開かれる見本市「ハノーバー・メッセ2017」に県のブースを出展。ドイツのデザイナーと県内企業が共同開発するLEDと藍を活用した徳島ならではの新製品を売り込む。

 知事は板東俘虜収容所関係資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産への登録や、東京五輪・パラリンピックのドイツ選手キャンプ地誘致に尽力する考えも改めて強調。「ニーダーザクセン州やドイツとの絆をより強固なものとし、交流新時代のスタートを切りたい」と述べた。

 本会議ではこのほか、県が9月定例会で提案し、閉会中の継続審査となっていた15年度一般会計・特別会計決算認定議案と病院事業会計など5件の企業会計決算認定議案を可決した。