リストバンド型活動量計の使い方について説明を受ける西蔭さん(右)=上勝町傍示

 葉っぱビジネス「彩(いろどり)」の販売支援を行う上勝町の第三セクター・いろどりが、歩数やカロリー消費量、睡眠時間などを自動計測できるリストバンド型の活動量計を彩農家の高齢者に貸し出し、健康増進や見守り活動に役立てる取り組みを始めた。参加者が自身の健康状態などを把握しやすくなるほか、全員の歩数を集計して発表することで、競い合いながら健康意識を高めてもらう。

 彩事業は、葉っぱの注文情報をパソコンやタブレット端末で高齢者に知らせるシステムを取り入れ、出荷量をランキング化する仕組みが一人一人の励みになっている。今回の取り組みは、健康づくりにもIT機器を導入し、高齢者の意欲を高めようと狙う。

 使用するのは、NTTドコモの関連会社が開発した活動量計「ムーヴバンド3」。約200軒の彩農家のうちタブレット端末を使う36軒にいろどりが貸し出す。腕に終日装着し、タブレット端末で数値を見てもらう。

 いろどりが専用のシステムで歩数を集計。週1回程度、ランキング形式で発表する。他の人と比べることで、仲間に負けじと活動量を増やすなどの効果が期待されている。

 いろどり社員が歩数などの状況をウオッチし、安否の確認にも生かす。普段より歩数が少なくなった人には、声掛けもする。

 10月から、彩農家の西蔭幸代さん(79)=同町傍示=に試験的に使ってもらった。西蔭さんは「こまめに動くことが増えた」と話すなど、健康への意識が高まったという。

 いろどりの大畑悠喜取締役が「一緒に楽しく健康づくりができれば」と、葉っぱの販売情報システムの開発で連携しているドコモに依頼した。大畑取締役は「健康で元気に働き、長生きをしてもらいたい。楽しんで取り組んでほしい」と期待を寄せている。