徳島県は30日、11月1日時点の推計県人口(外国人含む)を74万9944人と発表した。10月1日時点の75万210人から266人減少し、戦後初めて75万人を割り込んだ。県人口は1999年から17年連続で減り、ピークだった56年の87万8671人(1月1日時点)に比べて約13万人減少した。依然として県人口の減少に歯止めが掛からない現状が浮き彫りとなった。

 11月1日時点の男女別人口は、男性が35万7293人、女性が39万2651人だった。10月1カ月間の自然動態は出生が481人、死亡が799人で318人の自然減。一方、社会動態は転入者1654人、転出者1602人と、52人の社会増となっている。

 前年の11月1日時点の県人口は75万5479人で、今年10月末までの1年間で5535人(男性2388人、女性3147人)減った。同期間の出生は5455人、死亡は9708人で自然減は4253人。転入者2万3741人に対し、転出者は2万5023人で、1282人の社会減だった。

 戦後の県人口は56年をピークに徐々に減少し、71年に80万人を割った。その後、いったん増加に転じたが、99年以降は毎年減少している。

 過去10年で見ると、2007年10月に再び80万人を割り込み、09年4月に79万人、12年1月に78万人、13年10月に77万人、15年4月に76万人を下回った。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、60年に約42万人にまで減少するとされる。

 県は15年に決定した「とくしま人口ビジョン」で、60年の人口目標を「60~65万人超」と設定。ビジョンと併せて策定した人口減少対策の5カ年計画(15~19年度)となる県版総合戦略では、20年までに転入・転出者数の均衡を図り、25年には合計特殊出生率を1・8(15年は概数で1・55)に上昇させることなどを目標に掲げている。