今年の初値が過去最高を更新したさくらももいちご=大阪市の阪神百貨店梅田本店

 佐那河内村産「さくらももいちご」の今季初競りが1日、大阪市中央卸売市場であり、20個入りの1箱に10万円の値が付いた。過去最高だった昨年の初値(5万円)の2倍で、産地では驚きの声が上がった。

 午前5時50分の競り開始と同時に、JA徳島市佐那河内支所が出荷した15箱がかけられた。今回出荷された中で最も粒の大きい1箱が大阪市の卸売業者に10万円で競り落とされると、他の業者から「おおっ」とどよめきが起こった。

 商品は大阪市の阪神百貨店梅田本店内のフルーツショップで同額(税込み10万8千円)で販売された。佐藤圭二郎店長は「さくらももいちごは進物用として人気があり、初ものなのでインパクトが大きい。価格は素晴らしい商品を出してくれる産地へのエールでもある」と説明した。

 いちご部会の長尾信一部会長(68)は「10万円は驚きだが、今年は天候不順で数量確保が難しく喜んでばかりはいられない。これを励みに、さらに高品質なイチゴを作りたい」と話した。