水平線の近くで二つの太陽がつながったように見える「だるま朝日」が3日朝、徳島市の沖合で見られた。
海面から立ち上がる水蒸気により光が屈折して起こる現象で、大気が冷えて海水との温度差が大きくなる冬場に見られることが多い。
同市の小松海岸では、午前6時50分ごろから姿を現した太陽が見事なだるまを形作った。和歌山県の沿岸部が水平線の上に浮かぶように見える「浮島現象」と重なり、幻想的な風景となった。
3日午前の徳島県内は高気圧に覆われて青空が広がった。徳島地方気象台によると、徳島市の最低気温は6・5度と、放射冷却の影響で前日を2・1度下回った。