太鼓や鉦の迫力ある演奏と息の合った踊りで観客を魅了した苔作=徳島市のアスティとくしま

 徳島の魅力をPRするイベント「秋の阿波おどり~阿波おどり大絵巻」(徳島県、県観光協会主催)が2日、徳島市のアスティとくしまで始まった。踊り公演や県産グルメの販売など多彩な催しがあり、大勢の来場者が詰め掛けた。入場無料。4日まで。

 ステージでは、県阿波おどり保存協会所属の6連のほか、徳島文理大学連や苔作、藍吹雪などのグループが、勇壮な男踊りやあでやかな女踊りを披露。踊り体験もあり、東京都から訪れた公認会計士三田優徳さん(55)は「こんな大きな舞台で踊れるなんて夢のよう」と汗を拭った。

 県出身の料理研究家浜内千波さんによる料理教室や阿波人形浄瑠璃の公演などもあった。会場には徳島ラーメンや地ビールなどのグルメコーナー、遊山箱作りやLED工作といった体験ブースも設けられ、にぎわった。

 4日までの期間中、県阿波踊り協会や阿波おどり振興協会のステージ、全国阿波おどりコンテストなどの催しがある。