建設業界に関心を持つ女子学生に工事の様子や仕事の魅力などを知ってもらう見学会(県、国土交通省徳島河川国道事務所主催)が3日、築堤工事が行われている阿波市阿波町王地南の吉野川河川敷であり、徳島大工学部の3年生4人が参加した。
学生は、現場の就労環境や安全対策をチェックした後、情報通信技術を活用した測量機器や重機の使い方を確認した。重い荷物を持ち上げる際に負担が軽くなる「アシストスーツ」の着用体験もあった。
実際に工事現場で働く作業員ら建設業に携わる女性8人との意見交換もあり、男性が多い業界での悩みや産休・育休の取りやすさなどを聞いた。
土木業界への就職を希望している西中彩さん(21)は「現場を見て、女性でも働きやすい環境が整いつつあると思った。関心がより高まった」と話していた。