ドローンの操縦方法を学ぶ那賀高森林クリエイト科の生徒=那賀町小仁宇

 那賀高校(那賀町)は2017年度から、森林クリエイト科の授業に、県内の高校で初めて小型無人機ドローンの操縦実習を取り入れる。林業や建設業でドローンの活用が広がっていることから、即戦力となる人材の養成につなげる。

 森林クリエイト科(定員20人)の全生徒を対象に、「測量」「林業機械」「総合実習」などの科目で月に2~4回、操縦方法について学ぶ授業を行う。3年間を通じて技能を身に付けてもらう。指導は、同校教員が町の操縦講習会を受けた上で担当するほか、町などの協力を得て外部からも講師を招く。

 授業の実施は既に県教委から認められており、17年度県予算に生徒が使うドローンの購入費用を盛り込むよう申請している。

 導入に向け、11月16、17の両日にはドローンを業務に活用する建設業者らでつくる「一般社団法人UAS多用推進技術会」(兵庫県明石市)徳島支部の会員を講師に、同科の生徒全員を対象にした講習会を実施。同町小仁宇の大塚製薬徳島ワジキ工場敷地内にコースを設定し、飛行体験を行った。

 林業や建設業などでは近年、現場確認や測量、鳥獣害対策、防災など広い分野でドローンでの空撮を活用する事例が増えている。

 同校では10月にドローン同好会も発足しており、生徒の関心も高い。同好会メンバーの同科1年傍示優太さん(15)は「将来はドローンに関わる仕事をしてみたいので、授業で学ぶことができればうれしい」と話した。