停電時に信号機を稼働させる蓄電池を内蔵した装置=徳島県警

 徳島県警が、災害時に停電しても数時間は点灯する信号機を県西部の主要路線にも整備する。これまでは南海トラフ巨大地震に備えて主に沿岸部で整備してきたが、4月の熊本地震を教訓に、内陸型地震も想定して対策を進める。

 県警交通規制課によると、信号機用蓄電池を内蔵した装置を信号機の柱などに設置する。早ければ年末に着工し、来年3月末までに徳島市から美馬市までの国道192号を中心に19交差点で整備する。その後も順次増やすとしている。

 信号機用蓄電池は、2009年に県警が発案し、民間企業が開発。停電した際は自動的に稼働し、一つの装置で交差点の全信号機に最長で8時間、電力を送ることができる。

 県警は既に県南の国道55号など沿岸部の主要路線90カ所で整備を終えているが、熊本地震を踏まえ、県の東西に広がる活断層帯に沿った地域でも整備する必要があるとして準備を進めてきた。

 県警交通規制課の吉枝正隆次長は「大規模災害はもとより、あらゆる事態で安全な交通と緊急車両の通行を確保するための整備を推進していく」と話している。