補助台を使ってボウリングを楽しむ生徒(右端)=石井町高原のぽっぷ・ジョイ石井

 徳島県吉野川市鴨島町の鴨島支援学校の教員が、体の不自由な生徒にボウリングを楽しんでもらおうと、投球補助台を手作りした。簡単なボタン操作でボールを狙ったコースに転がせる。ボウリング場で試した生徒はスペアやストライクを取り、喜んでいた。

 補助台は学習机を再利用し、ボールを左右に移動させるモーターなどを取り付けた。ボールを置いた後、二つのボタンで左右に動かしてコースを選択。別のボタンを押すとボールが押し出され、ピンに向かって転がっていく仕組みだ。

 補助台上部に付けたタブレット端末のカメラ機能で、10本のピンを拡大。その画面を見ながら狙うコースを決めることもできる。

 製作したのは原口博文講師(61)と新居泰司教諭(57)。夏休み期間中に約3週間かけて完成させた。

 石井町高原のボウリング場「ぽっぷ・ジョイ石井」に使用許可を得て、中・高等部の2人が補助台を使ったボウリングを楽しんだ。

 2ゲームとも100点以上を獲得した高等部1年の渡辺拓巳さん(16)は「面白かった。ナイススペアでした」とにっこり。原口講師は「本物を体験させてあげたいとの思いがあった。生徒の笑顔が見られてよかった」と話した。