オモトに実を添えて梱包していく生産者ら=那賀町延野

 正月の生け花に使われるオモトの出荷が、全国一の生産量を誇る那賀町相生地区でピークを迎え、農家らが作業に追われている。

 オモトは、ササ状の濃い緑の葉と小さな赤い実を付けるユリ科の常緑多年草。同町延野のJAアグリあなん農産物集出荷貯蔵施設では、200枚ごとにまとめた葉が次々と運び込まれ、生産者やJA職員らが10枚に1個ずつ実を添えて梱包。出荷先を記すスタンプを押し、トラックに積み込んでいる。

 JAアグリあなんによると、同地区では42戸が約13ヘクタールで約85万枚を生産しており、国内シェアの約6割を占める。今年は葉がやや短めだが、品質は上々という。主に京阪神へ出荷され、10枚一組が千円前後で取引されている。